2023年3月6日(月)

朝はそれなりに寒い。しかし昼前後には暖かな春の日に。

  西に連なる山は雲中にかくれたり空寒げなればこころ晴れざる

  トイレ紙を引き出しながらぼつぼつと買ひにいかねばザーネクリーム

  レンズより人脂(ひとあぶら)拭ひ掛け直すメガネ少しだけすつきり

  左手の親指の先にバンドエイド貼りたるは昨日の傷隠すため

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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