2023年3月5日(日)

雲が多く寒空だ。とはいえ寒桜のたぐいが、それなりにあちこちで咲いている。

  あけぼの杉の太き(え)(へ)にひよどりのくちばし開き(め)を呼ぶか鳴く

日曜美術館はエゴン・シーレ。

  死の怖れと生の苦痛を画布(キャンバス)に塗りたくるなりエゴン・シーレは

  子どもを描くエゴン・シーレのやさしさが絵にあらはれて子らのやさしさ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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