2023年3月22日(水)

今日は朝からよく晴れて、ずいぶん暖かくなるようだ。

  今朝もまた中庭(パティオ)に明るむあけぼの杉冬木なれども朝の日蒐め

  抽斗の奥に隠れしアルミ銭 昭和四十九年の一円

昭和49(1974)年といえば、49年前。私は、まだ高校三年だ。そこで手持ちの一円玉を調べてみると昭和49年のものがもう1枚、そして50年、58年、60年、昭和の一円玉が4枚、あとはみんな平成だ。古いものになんだか価値があるように思うのは、老いた証しか、偏屈ゆえか。

  北の部屋の暗きに入ればわがめぐりに付き従ふかひかり流れ(く)

  わがからだのめぐりの小さなひかりたち春の妖精しばしたゆたふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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