2023年3月13日(月)

朝はまだ降っていなかったが、じきに降りだし午後一時過ぎに止んだものの、どんよりとしている。

  救急車の音に覚めたり。朝まだき明けぬどこかに病む人がゐる

  木蘭の花ひらききり妖艶の色香ただよふ中庭(パティオ)にをりき

  沙羅の木も芽を尖らしてみ冬つぐ春を待ちをり三月半ば

大江健三郎死去の報

  この時代の指標の一人また死すとこの世の熱の何度か下がる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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