2023年3月10日(金)

東京大空襲、あの日から78年。忘れてはならない日だ。

  (き)のやうなかたちの雲が雨上がりの空に浮かぶはなにかあやしき

夔は神様である。そのうち私が模写した絵が、歌日録に上がるはずです。おたのしみに。

  大山の後ろ連山に雲たまり春いまだ浅き日の(あした)なり

  橋の下の淀みにうかぶ鴨どりの鳴くこゑ聴く声たのしきろかも

  大木の木蘭の木に花あまた窄めるもあり満開もあり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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