2023年3月1日(水)

今日から3月である。2月はなんだかあわただしかった。

朝焼けが美しい。

  朝焼けは空、町、山を桃色に染めてさがむの弥生朔日

  こよひ来るむすめのために菓子鋪より鶯餅を選びて帰る

  駅までの近道に梅の花咲く木けふはマスクを外して匂ふ

川端康成『少年』を読む

  旧制西成中学の寄宿舎時代 少年愛を作家は語る

  大本教の幹部の子なり川端の愛せし少年清しかりけむ

  夕日差しあけぼの杉に差すひかり冬木は大き灯火(ともしび)となる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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