2023年2月7日(火)

朝は曇っていたが、春らしい空模様になった。

  紅梅の花を見つけてふりむけば白梅あまたの花着けてをり

  残り汁の豆腐食らふて春昼餉(ひるげ)老いのこころの穏やかならむ

『老子』下篇55 「赤子、蜂蠆虺(はちさそり)(まむし)()さず、猛獣も(おそ)わず、(かく)(ちょう)()たず。」
久しぶりの『老子』である。相変わらず小気味よい。赤ん坊こそ無為自然であると。

  春の日は『老子道徳経』の小気味よさ無為自然()き赤子をたとふ

『徒然草』138段

  来し方に恋しきものは枯れ葵。賀茂の祭りの果てたる後の

手ひどい風邪っぴきもあって、しばらく休んでいた『徒然草』と『老子』だが、読めば相変わらず面白い。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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