2023年2月6日(月)

春めいて、よき日である。朝、六時過ぎ、円形に近い月が西空の高いところにかがやき残っていた。

  円にちかき昨夜の月の残りをり。午前六時の暁闇の空

  西空に耿々と残る月の色。ひむがしはやうやうだいだい滲む

  なんとなく屈託あれば、ベランダに 伸びをしてみる 右腕だけの

左腕は、心臓ペースメーカーのせいで回転運動や上げることも制限されている。そのうえ左肩は五十肩であろうか、ここのところ痛い。

  ジェット雲短く引きて、西へ()く。立春すぎて二月春の日

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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