2023年12月6日(水)

昨日は寒かった。エアコンを一日中つけていたが、今日は晴れ、見渡す限り雲はない。日差しが暖かい。

  酒饅頭わづかの酒精(アルコール)に酔うたるか少しふらつく老いの(み)なれば

  ぬばたまの丑三つ時に目を覚ます妖怪変化のすがたは見えず

  おそろしき丑三つ時に目ざめをり便所(トイレ)近きは老いたればこそ

『論語』為政六 孟武伯が孔子に孝を問うた。「父母には唯だ其の(やまひ)をこれ憂へしめよ。」子として父母の健康こそ心配せよ。なるほど。

  父母の健康をこそ憂ふべし孔子がいふ孝とはこのことなりき   

『徒然草』224段 陰陽師の有宗入道が鎌倉より、京に来て兼好法師を訪ねてきた。庭の広いことにあきれて、皆畠にしたらどうかといった。兼好は、「まことに、少しの地もいたづらに置かんことは益なきことなり。食ふ物・薬種などを植ゑ置くべし」と答えたという。

  鎌倉より訪ねきたりし有宗入道いふ庭の広きに畠作るべし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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