2023年12月20日(水)

今日も朝は寒いが、だんだんに暖かくなる。空は青空、日はかがやく。

  わが歌は柿の果実の熟れたるが落ちて潰れし形くづれて

  時に応じて女になりたきときがある「だわ」と語尾に言ふ心のままに

  常夜灯は緑に埋まり丈低しさあれあかるく路傍を照らす

『論語』為政十七 孔子が由(孔子の門人。あざなは子路。孔子より9歳若い。もと侠客)に言った。知ったことは知ったこととし、知らないことは知らないこととする、それが知るということだ。」なるほどなあ。これは納得できる。

  孔子がいふ知らないことは知らぬといふこれこそが知る秘訣なるかな

『徒然草』236段 丹波国に出雲という土地があり、出雲大社を勧進して、立派に造った。しだの某というものが知行する所であるので、秋の頃、聖海上人らがおとずれた。社殿の前の獅子・狛犬が、背中あわせに後ろ向きに立っていた。上人たちは、これに感動したが、神官を呼ぶと「それは子どもたちのいたずらだ」と直して行ってしまった。感涙はむだなことである。ふうむ、なるほど。

  丹波国の出雲大社の社前には背きあふ獅子わらべのいたづら

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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