2023年12月2日(土)

朝から青空、いい天気だ。わいわい市に行くが、寒川神社は、月遅れの七五三で賑わっていた。

  寒暖差の大きくなれば老いの身につらきものあり水洟(みずはな)たらす

  暁闇にセブン・イレブンの灯りあり(くさめ)いつぱつ夜の街覗く

  冬の日のながく室内(へやぬち)にとどくなり師走二日は昼から寝てをり

『論語』為政二 孔子先生が言った。詩経の三百編、ただ一言で包みこめば、『心の思いに(よこしま)なし』だ。」これはいいね。短いし。

  『詩経』三百編一言(いちごん)(も)てもの言へば「思ひ(よこしま)なし」孔子のたまふ

『徒然草』220段 天王寺の舞楽は京にも劣らない。なぜならば、この寺の音楽は図竹によって高音を合わせる。それは聖徳太子の時代の図竹が伝わっていて、それを基準にするからだ。例の六時堂の前の鐘の根「黄鐘調」だ。この黄鐘調が正調なのだ。またまた兼好法師の薀蓄であろう。

  兼好法師よくものを識る天王寺の舞楽のめでたさをけふは語りし

先週の『日曜美術館』を録画したものを観る。「シン、芦雪」である。長沢芦雪、愛すべき江戸時代の画家である。有名な絵は、あちこち,といっても京より西が多い。ここでは挙げないが、謎は46歳で大阪に客死すること。毒殺とも縊死ともいわれる。不思議な画家である。

  毒殺か縊死か定かにあらざれど四十六歳惜しむべきなり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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