朝から青空、いい天気だ。わいわい市に行くが、寒川神社は、月遅れの七五三で賑わっていた。
寒暖差の大きくなれば老いの身につらきものあり水洟たらす
暁闇にセブン・イレブンの灯りあり嚔いつぱつ夜の街覗く
冬の日のながく室内にとどくなり師走二日は昼から寝てをり
『論語』為政二 孔子先生が言った。詩経の三百編、ただ一言で包みこめば、『心の思いに邪なし』だ。」これはいいね。短いし。
『詩経』三百編一言を以てもの言へば「思ひ邪なし」孔子のたまふ
『徒然草』220段 天王寺の舞楽は京にも劣らない。なぜならば、この寺の音楽は図竹によって高音を合わせる。それは聖徳太子の時代の図竹が伝わっていて、それを基準にするからだ。例の六時堂の前の鐘の根「黄鐘調」だ。この黄鐘調が正調なのだ。またまた兼好法師の薀蓄であろう。
兼好法師よくものを識る天王寺の舞楽のめでたさをけふは語りし
先週の『日曜美術館』を録画したものを観る。「シン、芦雪」である。長沢芦雪、愛すべき江戸時代の画家である。有名な絵は、あちこち,といっても京より西が多い。ここでは挙げないが、謎は46歳で大阪に客死すること。毒殺とも縊死ともいわれる。不思議な画家である。
毒殺か縊死か定かにあらざれど四十六歳惜しむべきなり