2023年12月1日(金)

今日から師走である。そのせいか寒い、一応晴れているのだが。

  暁闇に月残るはずが雲の内ほの明こうしてゆくへ知れず

  棚雲に覆はれて日の見えざればわづかに(あけ)にひむがし染まる

  鷗外の詩歌読みくらす師走一日冬の日あたたかく窓ゆ伸びたり

『論語』今日から為政篇である。一 孔子先生が言う。「政を為すに徳を以てすれば、譬へば北辰の其の所に居て、衆星のこれを共するがごとし(政治をするのに道徳によっていけば、ちょうど北極星が自分の場所にいて、多くの星がその方に向かってあいさつしているようになるものだ。)」これまた私の嫌いな政治だね。だけどまあまあかな。
『徒然草』219段 「呂律の物にかなはざるは人の咎なり。器の失にあらず。」またまた、ある意味では薀蓄と言っていいだろう。

  呂律の物にかなはざる、つまり人の咎なり(かげ)(もち)がいふ   景茂は、笛の名人。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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