2023年11月6日(月)

今日も暑い。

  公孫樹の葉あかるくなれば校庭も明るしサッカー小僧ら走る

  公孫樹並木をゆくとき臭ふ銀杏を翁と媼がかまはず拾ふ

  銀杏の葉色づく並木を妻と歩むふたり手をとり歩みゆくなり

『老子』下篇「(ここ)を以て聖人は、(な)すも(しか)(たの)まず、功成るも而も(お)らず。其れ(けん)(あら)わすを欲せず。」(聖人は、大きな仕事をしても、それに頼ることはせず、りっぱな成果があがっても、その栄光に居すわったりはしない。そもそも、自分のすぐれていることを人前であらわすことを好まないのだ。)

『徒然草』184段 松下禅尼は「ただ人にはあらざりける」

  相模守時頼の母倹約を本とする聖人に似てただ人にあらず

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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