2023年11月4日(土)

今日も暑い。

  遠くより人夫来りて工事するけふはうるさき土盛多し

  さくら葉の紅葉(もみぢ)したるを拾ひにゆく小さな公園のわかき花の木

  さくら紅葉スケッチブックに写したり赤き色鉛筆あまた使ふ

昔むかし弘文堂書房というところから出ていた現代短歌叢書の一冊、第九巻を古本屋から手に入れた。1940(昭和15)年のものだ。薄いが五島茂、柳田新太郎、前川佐美雄、坪野哲久、五島美代子がそれぞれ二百首ほど選んでまとめたものである。
    前川佐美雄から二首、
    春がすみいよよ濃くなる真昼間のなにも見えねば大和と思へ
    あかあかと硝子戸照らす夕べなり鋭きものはいのちあやふし
    坪野哲久から一首、
    曼殊沙華するどき象夢にみしうちくだかれて秋ゆきぬべき

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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