今日も晴天だが、南方に秋の雲がある。新嘗祭の日だから晴れるのだろうか。20℃になるとか。
けやきの木、葉のしよぼしよぼが風に揺れ、遠くまで飛ぶ。その枯葉たち
秋の木の枯葉のたまる欅への小径かさかさこそりと足裏たぬし
病むからすほがらほがらに西へ帰す神々しきよ夕照りの山
『論語』一〇 子禽が子貢にたずねた「うちの先生(孔子)はどこの国へいっても政治の相談を受けるけれど、それは先生が望んでのことでしょうか」子貢が答えた。「孔子先生は温良恭倹譲だ。だから相手の望むことを相談する。先生の求めかたは、他人の求めかたと違うらしい。」
子貢は、孔子の門人。孔子より31歳若い。
『徒然草』210段 呼子鳥がどのような鳥か明瞭にしめした文献がない。真言の行法についての書物には招魂の法の次第に書いてある。しかし、これは鵺である。万葉集の長歌に「霞み立つ長き春日の…ぬえこどり」と続けている。そうすると鵺鳥も呼子鳥の様子に似通っているように思える。
呼子鳥の正体しれず書物には鵺のこととか書かれてゐるが
211段 「よろづのことは頼むべからず(あらゆることは、あてにできない)「人は天地の霊なり。天地限る所なし。人の性なんぞ異ならん。寛大にして極まらざる時は、喜怒これに障らずして、物のために煩うはず。」
「人は天地の霊なり」と断乎断言したる兼好ぞよき