今日も、ほんとうに晴れ。雲ひとつない朝だ。りんごが届く。須坂の甥だ。
炊飯器の蓋をあければ新米の匂ひかぐはし妻のごときぞ
ひよろひよろよろめく歩み木枯らしに吹き散るけやきの葉をば踏みしめ
杖に頼り歩む野痩のひとりにて足弱ならば小径にむかふ
『論語』九 曾子さんが言った。親を手厚く葬り祖先をお祭りしていけば、人民の徳も厚くなるであろう。ああ、うるさいんだよ。としかいえない。
なんだらうこのうるささは『論語』とは腹のたつことしか言はず
『徒然草』208段 巻物の紐の結び方だが、また薀蓄だ。仁和寺の弘舜僧正について、「古き人にて、かやうのこと知れる人になん侍りける。」 209段 悪事を働くついでに、他人の田を刈り入れる者、僻事せんとてまかりける者たちなので、どの田でも刈り取ってしまう。その屁理屈が、おもしろい。おもしろいですましてよいのか。
訴へに負けたる者がいいように田畑を荒すをただ見てゐるか