明瞭な朝。東の空が朱茜色に明けてくるが、寒い。この寒さに、初のエアコンを使う。
ひむがしの空低きところ茜色に彩られさねさし朝の濫觴
老いの性せむなきものに悩まされ深夜いく度も目覚めたりけむ
一昨日、国立がんセンターにてペット・CTを撮る。
ペット画像の己のすがた醜くてこの世の外のものかとおもふ
『論語』四 曽子さんが云った「吾れ日に三たび吾が身を省る」のだそうだ。曽子は、孔子の門人。孔子より46歳も若い。
論語読む倣ひはないがこの度はつぶさに一つひとつを読まん
『徒然草』195段、196段ともに久我通基のエピソード。内裏勤めを辞めてから、どうもおかしくなっていたようで「尋常におはしましける時は、神妙に、やんごとなき人にておはしけり。」(195段)
木造りの地蔵を洗ふ久我通基尋常にありけるときはまともなりしが