2023年11月11日(土)

寒い。このあいだまで夏日だった。この変化はなんだ。今日は1111、1の4つならびの日であ
である。

  『老子』読むわれは無為自然と思ひたし(ちまた)のくさぐさに捉へられても

  無為自然のかく難しき。老齢になれどもなまぐさしわれの周囲(めぐり)

『老子』下篇81「知る者は博からず、博き者は知らず。」「天の道は、利して而して害せず、聖人の道は、為して而して争わず。」
一応『老子』を読み終えたことになる。老子の道はむずかしい。

  老子翁になんどもなんども問ふたれどその難しさ言はんかたなく

『徒然草』189段「不定(ふぢょう)と心得ぬるのみ、まことにて違はず。」物は定めがたく、不確実であることのみが真実だ。 190段「あからさまに来て、泊りゐなどせんは、めづらしかりぬべし。」兼好法師は妻帯するなと言っている。

  不定(ふぢやう)なりしがまことなり兼好法師かく世に背く

  あからさまに来て泊りゐなどめづらしきよきかなよきかな

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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