2023年4月19日(水)

朝方は靄っていたが、やがて青天に。

  靄かかる中庭(パティオ)はかすみさみどりの木々とつつじの朱の色暈けたり

  山脈は薄き靄のうち凝らさねば見えぬ大山山頂の

  ひよどりの遊ぶを見ればたのしもよ良寛さんのごとくにをりき

  体調の奮はねばなんともやるせなき老いたるわれのせんすべあらず

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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