2022年10月24日(月)
一日曇りだな。 妻が淹れし珈琲に湯気たちのぼる牛蒡、大根ころがるキッチン どんみりとけさの曇りに中庭の木々もどことなく不機嫌の風体(てい) 『徒然草』第71段 兼好法師にもこのような既視感のいたずらがあったのだ。...
一日曇りだな。 妻が淹れし珈琲に湯気たちのぼる牛蒡、大根ころがるキッチン どんみりとけさの曇りに中庭の木々もどことなく不機嫌の風体(てい) 『徒然草』第71段 兼好法師にもこのような既視感のいたずらがあったのだ。...
朝からさわやかな秋日和である。少し暑いくらいだ。 秋の夜の益体もなきやるせなさ夢ながければけふも堪へがたし 昨日の歌の謎解きをしておきましょう。 ふたつ文字=ひらがなの「こ」 牛の角文字=形が牛の角に似ているから...
いささか雲が多いものの秋のよき日であろう。 少しづつ葉の色変りメタセコイヤ装ひはいま秋の貴婦人 土曜日も燃やせるゴミを出す日である。 いまだなほコバヘは死なず。人類の最期を看取るはコバヘの類か 透明なるビニー...
今日も穏やかな日だ。今ごろ楠原先生一行は北陸新幹線の中だろう。 はるか能登の海のひかりをおもふなり旅の四日の穏しくあれよ 夕波のしづけき海に迢空と春洋の歌を和して唱へよ しかし、どうも能登地方は天気がよくなさそう...
横須賀短歌会10月例会。おだやかな横須賀港の海であった。石渡さんが欠席。再入院という。心配だが、今日の会は見学者もあって楽しかった。 コンビニのおにぎり二つを喰ひ終へて横須賀軍港雲一つなし 横須賀では金木犀がまだ匂っ...
水曜日は、燃やせるゴミの日。もういなくなったと思っていたコバエが、一匹だけ、確認。あんなにうざったく嫌っていたのに、なんだかけなげに思えるから不思議だ。 この涼しさ。そろそろコバヘもゐなくなるさう想ひしがけさも一匹 ...
曇り空がつづく。 午前一〇時のおやつは小さなチョコレートペットボトルの紅茶とともに 舶来のチョコレートの苦さ――わが好みはもう少しばかり甘きを希む 『老子』上篇8 上善若水は酒の名にあらず無私・無欲流るる水の...