2022年4月23日(土)
外は暑いくらいだった。海老名高校の裏の田んぼ地帯を歩く。土は返されているが、水はまだ入っていない。大谷水門も水は少ない。酢漿草の黄の小さな花が愛らしい。 はやばやとつつじ花咲く淡紅の透けたる花のたをやかにして うす紅のつ...
外は暑いくらいだった。海老名高校の裏の田んぼ地帯を歩く。土は返されているが、水はまだ入っていない。大谷水門も水は少ない。酢漿草の黄の小さな花が愛らしい。 はやばやとつつじ花咲く淡紅の透けたる花のたをやかにして うす紅のつ...
父の命日である。あれから33年。生きていれば94になる。どんな爺さんになっていたか想像しがたいが、いい爺さんであったろう。 天には父の笑ひ顔 地には怒りの父の顔 ああ父死して三十三年 日なたゆくわれに並びて日かげゆく父あ...
横須賀短歌会の四月例会に行ってきました。なんとか天気はもったようです。帰りの相模線で娘に会いました。同じ車両に乗っていたようですが、厚木駅で顔を合わせ、すぐ別れました。 米軍横須賀基地の裏山につらなるごとき藤のむらさき ...
起きたときはまだ降っていなかったが、9時前には小雨が降りだした。その後も降ったり止んだりだ。そして寒い。 廊下から雨のにほひがしのびよる四月二十日の朝の寝床に 春眠不覚暁ではなく寒くて布団から出たくないのだ。 あらためて...
朝から晴れている。「亀鳴く」という春の季語がある。じっさいには亀は鳴かないらしいが、おもしろい。『夫木和歌抄』に「川越のみちのながぢの夕闇に何ぞと聞けば亀ぞなくなる」(藤原為家)という和歌があり、それがもとになっていると...
曇りから雨へ。あまりあたたかくならない。桜の花もすっかり終わった。 あらまほしとおもふいくたり桜木の花のふぶきに立たせてみたき くもり日の朝のこころの澱みにも花水木の白き花ひらきをり
父の忌日は22日だが、今日墓参。少し雨が降っていた。ただ山の広葉樹が葉を茂らせ、木の種類により緑の色にも違いがあり、その山の春の風景、とにかく美しい。 燈明に火ともし供華(くげ)にはなやげる父の墓にも春雨のふる うぐひす...