2022年1月31日(月)
晴天。寒い。 冬天はただ澄みわたる響きあり いく度も悪夢に覚めてぬばたまの夜に目をひらくひかり求めて 風上へ青き流れのうへを飛ぶしらさぎ一羽高く羽搏き
晴天。寒い。 冬天はただ澄みわたる響きあり いく度も悪夢に覚めてぬばたまの夜に目をひらくひかり求めて 風上へ青き流れのうへを飛ぶしらさぎ一羽高く羽搏き
昨日のことだが。昼は茅ヶ崎市美術館のカフェで食す。 おれはグラタン、妻は焼きカレー対ひて喰へばなにかをかしき 美術館の松の林の一隅に白梅ひらくたしかに香る
日曜美術館に紹介されていた茅ヶ崎市美術館の「浜田知明 アイロニーとユーモア展」を観てきた。 いつの世にも時代遅れの俺がゐる初年兵哀歌に涙ひとすぢ いらいら、せかせか わが感情をもてあまし海をみてゐる茅ヶ崎の浜
連日寒いが、今日はすこし寒さが緩いか。 毛糸帽かぶりて冬の河原ゆく石ころ蹴つて枯れ葦の原 ひつそりと白梅咲かす家がある銀髪老女が木の下に立つ
今朝も寒い。久しぶりに相模川を渡った。鴨がたくさん浮かんでいる。 みなもには鴨どち寄りてむらがれり相模川冬のゆるき流れに 銚子からも梅咲く便り告げられて春のいぶきのさう遠からず
昨日より少し温度は高いようだが、寒いことには変わりない。桜餅を三箇買って帰る。 さくら餅三箇をふくろにぶら提げて小田急線にゆられて楽し いち早くかごしまに梅の花咲くを携(スマ)帯電話(ートフォン)の映像伝ふ
今日も寒い。しかも雲が多い。 桜樹も夭々(えうえう)として艶めけば睦月二十五日春ちかくなる さくら木のこゑなきこゑか樹がさわぐ蠢動含霊こころ温もる