2022年9月19日(月)

台風14号が日本列島を縦断してくる。激しく雨が降り、すぐに止み、また降りだす。その繰り返しだ。被害者には失礼きわまりないが、少年時代、台風からの被害を少なくするため戸板を打ちまわしたり、台風の一夜の常とは違う緊張感が、言いようもなくわくわくしてたまらなく好きであった。相米信二監督『台風クラブ』を思いだしている。

タイフーンが東上してくる時の間のこころの昂ぶり知られてはならぬ

板戸閉め釘打ち台風を待ち構ふ暗き一夜のこころ躍りよ

鈴木正博の命日だ。あれから27年になる。

このごろは思ひだすことも稀になるゆるせよおれも老いたるかなや

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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