2022年8月3日(水)

今日は息子の誕生日。32歳。わたしが父を亡くした歳になる。あのとき父はまだ61だった。定年から1年、まだまだやりたいことがあり、夢もあった。

三日間、毎日二万歩の旅、しかも日々38℃の京都は66歳のわたしにはいささか苛酷でもあった。まあ、楽しかったから、それでよかったのだが、なかなか疲労感がとれない。ことにふくらはぎが張っている。

あけぼの杉の根もとに蟬穴がいくつも空いている。周囲のさつき躑躅の枝やあけぼの杉の葉に蟬の抜け殻がしがみついている。

須坂の義兄より荷が届く。

畑の木に大量(あまた)の果実ソルダムを噛めば赤き実甘美なりけり

殻を割り青白き蝉の出でてくる姿態なまなましきをおもひみむとす

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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