2022年8月1日(月)

京都二日目は、近くの昔風の純喫茶でモーニング。ある目的があって青蓮院へ。しかし残念ながら目的は達しえず、修繕中の堂舎を観覧してきた。知恩院を抜け高台寺道や石塀小路をめぐり八坂の塔へ。その後一度宿へもどる。昨日より暑い。38℃。シャワーを浴びて、昼飯のあとひと眠り。しゃれた雑貨屋さんや泥書房をめぐって夕食へ。昼はきわめて庶民的な大量のナポリタンとむすめはケチャップたっぷりのオムライス。夜はこれまた常連客ばかりの焼き鳥屋。昨日の欄には書きそびれたが、旅のはじめの夜の古びたフランス料理の店、そこの鱧と水ナスのサラダが美味かった。二人で白ワインを一本。

白ワイン一本あけて少し酔ふ父とむすめ修学旅行

クマゼミの鳴動うるさき千年のクスノキ今年も鳴動したり

青蓮院のくすの根もとにたたずみて開門を待つむすめと二人

回廊をよろよろ歩むわが視野に夏のみどりの石庭うつる

知恩院から八坂の塔にたどりゆく真つ青なる空に飛行機雲ゆく

三条大橋にぬかづく高山彦九郎奇矯のふるまひ愛すべきなり

老いの汗じめじめじわじわTシャツを湿らせ抹茶のかき氷喰ふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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