2022年7月4日(月)

今日は朝から雨がふったりやんだりで、おおかた曇り空。下の階でリノベーションの工事がはじまった。暑さはすこしやわらいだようだ。なんだか妙に『方丈記』を読みたくなって、何度目かの通読。短いのだ。こたびは十歳の小童との遊行のくだり、多く天変地異、火災など世の厳しさをつづる『方丈記』なれど、このくだりのみのんびりした穏やかさがあって、心にのこる。

あぢさゐの葉うらに大きなかたつむり雨のしづくに殻のみのこす

この数日猛暑のためかベランダに置く生ごみに小蠅も涌かず

十歳の小童つれて長明どの蝉丸社までさくらたのしむ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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