春らしい一日だ。田んぼに水が入り、鴨が歩いている。染井吉野もそろそろ終わりだ。花ふぶきが散る。吹雪饅頭が食べたくて、買って帰る。
鴨二羽がかたむきかたむき泥田ゆく畦に上がりて身ぶるひしてゐる
吹雪まんぢゅうの餡子の甘さに蕩けたりほうとする軀をさくらが包む
春らしい一日だ。田んぼに水が入り、鴨が歩いている。染井吉野もそろそろ終わりだ。花ふぶきが散る。吹雪饅頭が食べたくて、買って帰る。
鴨二羽がかたむきかたむき泥田ゆく畦に上がりて身ぶるひしてゐる
吹雪まんぢゅうの餡子の甘さに蕩けたりほうとする軀をさくらが包む