2022年4月22日(金)

父の命日である。あれから33年。生きていれば94になる。どんな爺さんになっていたか想像しがたいが、いい爺さんであったろう。

天には父の笑ひ顔 地には怒りの父の顔 ああ父死して三十三年

日なたゆくわれに並びて日かげゆく父ありあの頃の父の顔して

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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