2022年4月2日(土)

晴れてはいるが、まだ寒い。寒川のわいわい市、井出トマト、そして国分寺台のパン屋さん、そして大谷のコープへ買物ドライブ。雲の上に浮かぶ富士山が円盤のようだった。

深緑野分『ベルリンは晴れているか』を読み終えた。文庫になったので早速買ったのだが、戦中、ヒットラーの時代から敗戦時のドイツを背景にした一人の少女の生き方をえがいて圧倒的な迫力を感じた。ただ本に脱字というか文字がはいっていない、ただ「?」とだけある箇所が二箇所。筑摩さんこれはどうなのでしょうか。p278とp477。これは気になります。両者とも「つかむ」だと思われますが、たしかに「つかむ」には「掴」「攫」「把」「抓」など、また旧字にすればいくつかの可能性があります。著者が特殊な漢字を使ったのでしょうか。二版以降修正されていることを願います。

びわの木も古き葉枯らし(をち)(かへ)る。黄の葉、朽ち葉の落ちて春なり

木蓮のむらさきの花ふきちらし春狼藉の風あばれたり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA