2022年3月23日(水)

結婚をしたのは1986年の今日であった。今年で36年。思えば遠くまできたものだ。あの日は春の雪で、多くの交通が途絶し、都会の雪への弱さを露呈した日でもあった。わたしも小田急線が停まり、ずいぶん遅れて式に参加した。ひどい日であったが、楽しい記憶の一齣である。あれから36年、妻には感謝の一言しかない。

廊下のかどに立つてゐるのは戦争か怒りもて憂ひもて()(クラ)(イナ)おもふ

戦争が廊下の奥に立つてゐる 渡辺白泉

鴨どりのまだゐる川の流れには淵に淀みあり深みに誘ふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA