2022年3月21日(月)春彼岸

掃苔に墓苑へ。さすがに彼岸の日、それなりに人がいた。皆老人だ。私どもも90の母と61の妻、そして65のわたし、じゅうぶん老人のなかまであった。

海棠の小さき木にも春がくる赤き莟の風にゆれをり

いつのときも心に歌を鳴らしをりこよひは哀歌(エレジー)さびしき調べ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA