2022年3月2日(水)

室井康成『日本の戦死塚 首塚・胴塚・千人塚』(角川ソフィア文庫)を読む。「勝者のみの歴史は、常に偏頗的で他者に冷たい。」そのとおりだろう。全国1686例の「戦死者一覧」が貴重だ。近くの戦死塚をたずねてみようか。

戦死塚をめぐり敗者におもひ寄せこころしづかに石(きだ)くだる

セキレイの雌雄(つがひ)かともに鳴きあひて地へ降り空飛び電線にくる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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