2022年3月15日(火)

昨日はどうも運の悪い一日だったようだ。

(とろ)()汁の饐ゆるを喰らひくちびるにもの言ひがたき痺れありけり

川を渡った住宅街の路地にことしはじめてのモクレンの花を見つけた。

いち早く木蓮の花(わら)ふ木のぶさいくなれどいのちの花なり

鴨どりはいまだ発たずに数十羽落ちつきのなく川さわぎ合ふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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