2022年2月7日(月)

奇妙な夢と悪夢に悩まされた。メスシリンダーにピペット。夢から覚めたらまた今日も寒い。

夜の灯を消せばとつぜんうしなへる方位感これも老いの(しるし)

倒れ込み妻の寝床にのしかかる妻は動ぜずそのままゐねぶる

相模川を渡る。

こきざみにさざ波立てる冬川の流れに群れて鴨どち騒ぐ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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