2022年2月6日(日)

今日は格別に寒い。立春はすぎたが、まだまだ寒い。

冬の朝はげしく羽をはばたかせひかりをまとふてすずめ翔びたつ

歌人の下村光男さんが亡くなっていたらしい。「かりん」2月号の田村広志さんの歌により知った。ネットを探ると昨年の11月4日だったという。ああ。『少年伝』は、いまだに憧れの一冊である。

『少年伝』下村光男死すと聞くああ百済よりはがき一枚

*ゆく春や とおく<百済>をみにきしとたれかはかなきはがききている 下村光男

あるパーティで一度だけお会いしたことがある。

『少年伝』好きですと告げればはにかみてことばすくなにわがまへを去る

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA