2022年2月15日(火)

相変わらず朝から寒い。買い物に出る時は雲が多く、折り畳み傘をもったが、使うことはなかった。午後は晴れ。

山の端にしづかに滲むあかね色やがてむらさきに暮れてゆくなり

(たま)(ぎぬ)のさゐさゐしづみ家の妹にもの言はず来て思ひかねつも 人麻呂 万葉503

人麻呂の恋のこころにわがこころさゐさゐとしてしづまらざりき

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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