2022年12月24日(土)

なかなか寒いクリスマス・イブである。

  土曜日は少しゆつくりねむりをり日の出の後に寝床を出づる

  富士山に近き牧野に育ちたる牛の肉けふは奮発したり

  リビングにしづかに鳴らすクリスマス・ソング子どものゐない寂しき夜は

  子どものゐないクリスマス・イブは鮟鱇鍋老い三人(みたり)にてむさぼり喰らふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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