朝から風もあり寒い。昼時にも7℃、寒い。昨夜はいただいた立派な柚子を5個ばかり浮かべて湯に浸った。
一夜明けて柚子風呂の柚子のぐだぐだの見苦しく柚子の臭いを放つ
おのが軀は柚子香らざる冬枯れの痩せ老人のかさかさの膚
朝の寒さにあちらこちらに氷りが張っている。
箱詰の季節のごとし往来の薄氷に沈透く黄葉紅葉
『対論1968』笠井潔・絓秀実 聞き手外山恒一を読む。1968の熱さ、激しさを今も持ち続けている笠井、絓の熱さには感嘆する。
熱きものを今なほ胸に秘めてゐる1968を生き来し二人
世界革命、暴力的な革命をいまなほ胸に焔を燃やす