2022年12月23日(金)

朝から風もあり寒い。昼時にも7℃、寒い。昨夜はいただいた立派な柚子を5個ばかり浮かべて湯に浸った。

  一夜明けて柚子風呂の柚子のぐだぐだの見苦しく柚子の臭いを放つ

  おのが軀は柚子香らざる冬枯れの痩せ老人のかさかさの膚

朝の寒さにあちらこちらに氷りが張っている。

  箱詰の季節のごとし往来の薄氷に()()黄葉(こうえふ)紅葉(もみぢ)

『対論1968』笠井潔・絓秀実 聞き手外山恒一を読む。1968の熱さ、激しさを今も持ち続けている笠井、絓の熱さには感嘆する。

  熱きものを今なほ胸に秘めてゐる1968を生き来し二人

  世界革命、暴力的な革命をいまなほ胸に焔を燃やす

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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