2022年11月18日(金)

注射を打ったところが少し痛いが、副反応らしいものはない。

白馬はそろそろ雪だろう。なんだか白馬の夏を思いだす。

  一年ぶりの宿の主人(あるじ)の笑ひ顔 夏の白馬のみどりの翳に

  川一つわたれば心の翳り失せ秋のひだまり深く息する

成瀬有の死から十年

  いつのまにか十年が経つ全歌集のたくらみあれば親しくおもふ

『徒然草』116段

  珍しきことを求めて、異説を好む浅才人のわれにあらずや

117段

  これもまたわれのことかも友とするにわろき者の一つ酒好む人

『老子』下篇42

  強梁者はまともな死を得ずこれもまた至言の一つ『老子道徳経』

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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