2022年11月1日(火)

早いものだ。今日から11月である。この時の流れに老人はおろおろするばかり、ついて行けない。

  火曜日は空ペットボトルを袋詰めにふりまはし、音たてて放り投げたし

悪夢はみなかったが。

  冬布団のぬくときところに安らぎつついく(たび)も覚む老いのねむりは

『徒然草』88段・89段

  道風の書く『和漢朗詠集』を秘蔵せる人ありにけりこのまがひもの

  猫またてふ妖獣を記す兼好法師種明かしあればまあそんなものか

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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