2022年10月28日(金)

雲は薄いが、つねに曇っている。そして寒い。

  曇り空にも時の間透けて秋の色青深々しのみこまれゆく

  秋の日の野風に吹かれただよふは銀のすすき穂わがたましひか

『老子』上篇21

「道の物たる、惟れ恍惟れ惚。恍たり惚たり、其の中に物有り。惚たり恍たり、其の中に(しょう)有り。窈たり冥たり、其の中に精有り。其の精甚だ真、其の中に信有り。」

  瞑想の深き思念におぼろけなるなかに確かに在るものを探る

貫井徳郎『プリズム』読了。『慟哭』以来ひさびさの貫井ミステリイだが、あいかわらず凄い。犯人はいったい誰なのか。子どもたち?

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA