2022年10月21日(金)

今日も穏やかな日だ。今ごろ楠原先生一行は北陸新幹線の中だろう。

  はるか能登の海のひかりをおもふなり旅の四日の穏しくあれよ

  夕波のしづけき海に迢空と春洋の歌を和して唱へよ

しかし、どうも能登地方は天気がよくなさそうだ。

  正月の歌つくらむと喫茶店に朝の珈琲すすり案ずる

台所に洗い物をする。食器洗剤の口よりシャボン玉が飛ぶ。

  キッチンに小さなちひさなシャボン玉なないろの玉いくつも上がる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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