2022年10月17日(月)

夜明け、妙な明るさがあった。晴れはしない。主に曇りだが、時々雨粒が落ちて来る。

  夜明け頃の奇妙な明るさ。常ならぬ白茶けたる街窓にひろがる

  けふもまた日は昇り来ず。天上の天宇受売(あめのうづめ)(あそ)びをせむか

谷神は死せず、是を(げん)(ぴん)と謂う。『老子』上篇6(金谷治・講談社学術文庫)

  (こく)(しん)は万物生成の根源なり冥々と湧く尽くることなく

「人はただ、無常の身に迫りぬることを心にひしと懸けて、つかのまも忘るまじきなり。」(『徒然草』第49段)

いやあ、たいせつな言葉だ。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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