2021年8月17日(火)
蕨の湯から須坂の妻の実家の寺へ戻る。 笹の葉をはつか揺らしてふる雨を旅の宿りの窓に見てをり 山の湯の露天の朝はしづかなりみぞはぎの紅濡れて沈めり 午後3時過ぎ須坂を発ち、松本浅間温泉へ。娘は明日仕事があるというの...
蕨の湯から須坂の妻の実家の寺へ戻る。 笹の葉をはつか揺らしてふる雨を旅の宿りの窓に見てをり 山の湯の露天の朝はしづかなりみぞはぎの紅濡れて沈めり 午後3時過ぎ須坂を発ち、松本浅間温泉へ。娘は明日仕事があるというの...
妻の母の49日の法要のために須坂へ。息子、娘を乗せて家族四人の車旅。なかなかに楽しかった。談合坂SA 雨の日のつばめの胸毛むくりむくり白く愛らし幼きつばめ 連休寺 足弱の老人三人(みたり)の嘆き節庭の老松に笑はれ...
敗戦の日 一日雨。 無謀なる戦争の果てを生き延びて母は在る八十九歳小さな婆(ばばあ) 三閣僚が靖国参拝。 この日こそ少しはものを考へよ靖國神社も豪雨にけぶる 海老名も豪雨。 激しき雨がたびたび通過する敗戦の日...
朝から雨だが、おかげで少し涼しい。九州や瀬戸内では豪雨災害が出ている。 薄墨色の雲忙しげに動く空あかるき雲がときをり覗く 雨をふらす雲のかなたに青き色わづかなれども希望の如し 少しでも雨止むときがあれば鳴くア...
朝から雨、時に止んだり、また降りだしたり。 朝明けは雨の音にて湿りあり東アジアの小国に起居す 亜熱帯化したるか雨の多くして南の蟬も混在してゐる 突然、昔、私が小学生だったころ家族旅行で行った行川アイランドのフラミ...
日航ジャンボ機が御巣鷹山の尾根に墜落、あの日より36年が経つ。結婚の許しを得て信越線で長野からの帰りであった。中上健次の忌日でもある。 霊園に墓掃除に行ってきた。 三十三年たてばそれなりに古びたるこの墓に俺の名も刻ま...
今日も暑い。34℃。散歩もつらいが、海老名田圃を歩く。暑い。 稲の葉のささやき、水の流れの音、蟬のこゑする田の畦にをり 熊蟬の鳴く声けふは聴こえざるあけぼの杉もさびしげにして いささかも秋を感ずることもなく暦...