2021年9月22日(水)

相変わらずあんまりいい夢を見ない。

  焼却台の上には骨灰とペースメーカーわがいのちの終焉(はて)寂しきものよ

  骨灰と電子機器かこむ家族らのささめく笑ひあればまあよし

図書館周辺の田んぼを歩く。

  黄金(こがね)()の垂り穂のうへを蜻蛉(あきつ)ゆく秋あかね、しほからやがて鷺くる

  夕映えは遠くに及ぶひむがしの雲いく片か薄き桃いろ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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