2021年9月20日(月)

26年前のこの日の未明、畏友鈴木正博が亡くなった。委細は12日の日録に書いたとおりだ。結婚式まであと一月だった。婚約者だった今泉重子さんも半年後の3月20日に自裁。

  暗夜のトイレの明りに照らされて(たふ)れし君の未練を思ふ

午前8時過ぎの爽やかな時間に三川公園まで往復、散歩をしてきた。

  相模川上空を飛ぶ鵜と白鷺風あれば大きく羽搏きてゆく

  濃みどりの葉々の上とぶ小灰(しじみ)(てふ)うすむらさきの小さき精霊

  精霊たちが声をひそめて会話する風音ささやく森にまぎれて

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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