2021年9月1日(水)

関東大震災から98年だという。私の住み暮らすこの辺りも大きな被害を受けている。震災被害を刻む碑がある寺があり、隣町には「あゝ九月一日」と刻まれた大きな碑が川っぷちに立っている。

  ベランダに立てば見えたる電波塔九月一日ゆるぎなく立つ

  震災の夜の混乱を思ひみるわが想像の及ばぬ闇あり

  携帯電話に16屯車で行くといふ謎の男わが背後に存す

  なにものかふりむけば男の気配なしさねさし曇天雲降りてくる

午後5時現在18℃、小雨。昨日までとえらい違いだ。

  頼みおく『鏡花俳句集』けふとどく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA