2021年7月24日(土)

河童忌 雪どけの中にしだるゝ柳かな 龍之介最後の句だそうだ。 

1927年のこの日、芥川龍之介自殺。

  九階のベランダの高さに穂絮とぶ何の穂絮か白きふはふは

  芥川龍之介句集を読む日暮れ

わたしはまだ死なない。

  夏草の野蛮を愛す。濃みどりの草やぶはらにいのちたまはる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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