2021年7月10日(土)

ほんとうに久しぶりの晴れ間である。
30度を超す暑さであった。海老名高校裏をゆっくり歩く。

  早苗田の梅雨の晴れ間を水流れさゐさゐとさゐさゐと稲ゆれてゐる

  今日逢へるアメリカ・ザリガニ、青蛙、てんたう虫みなわが家族なり

  あばら骨あらはに痩せて六十五歳つゆの晴れ間の田の(こみち)ゆく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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