5時40分家を出て、小田急線で新宿へ。猛烈な雨だ。新宿からは湘南新宿ラインで大宮。大宮からはJR新幹線かがやき503号で長野へ。9時39分には長野電鉄須坂駅に着き、妻が車で迎えに来てくれた。11時からの葬儀にはじゅうぶん間に合ったが、疲弊の度合いがひどい。
葬儀へと長野へ向かふ新幹線軽井沢あたり雲の中なり
佐久平へ抜ければ空は晴れてくる信濃の国にみどり溢るる
わが歌を応援してくれしひとりなり九十三歳妻の母死す
焼き場斎場
窓の外は栗の葉激しく揺れてゐる白骨になる時を待ちをり
頭骨の白く美しき。百歳に近づく母の気骨を示すか