2021年7月1日(木)

5時40分家を出て、小田急線で新宿へ。猛烈な雨だ。新宿からは湘南新宿ラインで大宮。大宮からはJR新幹線かがやき503号で長野へ。9時39分には長野電鉄須坂駅に着き、妻が車で迎えに来てくれた。11時からの葬儀にはじゅうぶん間に合ったが、疲弊の度合いがひどい。

  葬儀へと長野へ向かふ新幹線軽井沢あたり雲の中なり

  佐久平へ抜ければ空は晴れてくる信濃の国にみどり溢るる

  わが歌を応援してくれしひとりなり九十三歳妻の母死す

焼き場斎場

  窓の外は栗の葉激しく揺れてゐる白骨になる時を待ちをり

  頭骨の白く美しき。百歳に近づく母の気骨を示すか

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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